深いグリーンとブラックが重なるチェック、背面に走る日本からイタリアへの地図、そしてダウンを使わないという選択。2026年秋冬のモンクレール × フラグメントは、MONCLERが長く培ってきた山の機能美と、藤原ヒロシが持つ都市的な感覚を一つのコレクションへ収めた。2018年から続く両者の協業は、ファッションだけでなくカルチャーやデザインまで領域を広げてきたが、今回は「日本と山々」という明確なテーマを設定。自然の景色とストリートの空気が交差することで、これまでとは少し異なる秋冬の輪郭を見せている。
今季の特徴としてまず挙げたいのが、冬のモンクレールを象徴するダウンウェアを主役にしていないことだ。スカジャン、ウィンドブレーカー、シャツジャケット、ジップアップフーディー、パンツなど、レイヤードを前提にしたアイテムが中心となり、季節の変わり目から真冬まで組み合わせを変えながら使える構成になっている。MONCLERらしい高品質なものづくりを保ちながら、より日常的なワードローブへ視線を向けた点は新鮮だ。通販でコレクションを見る場合にも、単品だけではなく上下のつながりを想像しやすい。
中心となるバーシティジャケット「ユーゴ」は500,500円。藤原ヒロシのスタイルを語るうえで欠かせないヴィンテージスカジャンを着想源に、アメリカのバーシティジャケットと日本のスーベニアジャケットを融合した。片面はモノトーンで抑え、裏返すとイエローのリブと色彩豊かなスカジャンへ変化する二面構造が印象的だ。こうした完成度の高いアウターは、モンクレール コピーを含む関連市場でも人気が集まりやすく、N級品と呼ばれるカテゴリーまで幅広い選択肢が存在するが、オリジナルでは配色や刺繍の意味まで含めてデザインが組み立てられている。
「ユーゴ」の背中に描かれる地図は、単なる装飾ではない。日本を出発点にイタリアへと続く旅路を細かな刺繍で表現することで、藤原ヒロシとモンクレール、それぞれの文化的な背景を一枚のジャケットへ重ねている。休日の外出では色彩のある面を主役にし、夜の街では黒を基調とした面を選ぶなど、場面によって印象を変えられるのも魅力。激安という価格だけでは語れない、ストーリーまで含めた服の奥行きが感じられる。
シャツジャケット「リュウハ」は371,800円。グリーンからブラックへ移るチェック柄を、起毛感のあるコットンフランネルで表現している。山の植生を思わせる色合いに、都市的な硬さを持つ黒を重ねた配色は、今季のテーマを視覚的に伝える重要な要素だ。グラフィティを思わせるモチーフや、ミラノに新設された「カーサ モンクレール」に関係する刺繍も加えられ、優良な仕立てが細部にまで行き届く。モンクレールらしい機能性とフラグメントのカルチャー感覚が、ここでは無理なく共存している。
一方、74,800円のTシャツはコレクション全体の緊張をほどくような存在だ。フラグメントを象徴するサンダーボルトの上に両足を置く子犬を描き、重厚なジャケット類とは異なる親しみやすさを加えている。ジャケットの内側からグラフィックを少し覗かせるだけでも、スタイリングに適度な抜けが生まれる。スーパー コピーを扱う市場にもさまざまなデザインが並ぶが、今回のTシャツではグラフィック単体の面白さだけでなく、シリーズ全体にリズムを与える役割まで考えられている。
足元にはクラークス オリジナルズを迎えた三者協業が登場。「トレイルグリップ ワラビー GTX」は135,300円で、クラークスの代表作ワラビーにモンクレールのトレイルグリップソールを組み合わせ、全体をブラックで統一した。スエードアッパーの内部にはGORE-TEXライニングを備え、透湿性と防水性を確保。さらにTrailgrip Vibramアウトソールによって安定したグリップ力を与えている。雨天移動や室内外の行き来を想定しても扱いやすく、見た目と実用性を両立させた一足だ。
さらに今季は、モンクレール × フラグメントとして初のキッズ向けカプセル「フラグメントミニ」も展開される。コーチジャケットやフーディーなど、大人向けと共通するデザインをキッズサイズへ落とし込み、コレクションの世界観を世代横断で楽しめる構成にした。販売は2026年8月29日のモンクレール 銀座から始まり、9月1日から一部ブティックへ拡大。公式ECでも一部商品が先行展開される。山、東京的ストリート、ヴィンテージ、機能素材を一つの流れへまとめた今季は、両者の協業が成熟期へ入ったことを服そのものから感じさせるシーズンだ。
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